2021.03.16 富士通と京大、ゲノム医療で成果病原性推定の検証システム開発

 患者一人一人の遺伝情報(ゲノム)を基に最適な薬を選ぶ--。富士通と京都大学大学院医学研究科の研究グループは、そんな「ゲノム医療」を支える検証システムを開発した。特定の遺伝子変異が疾患の原因となる可能性について、AI(人工知能)で推定。医師や研究者がその推定根拠を踏まえ、治療方針を検討できるようにする。両者はシステムの有効性を確かめる検証作業を重ねた上で、医療機関などへの実用化を目指す。

 患者の遺伝子変異と疾患の関係を明らかに...  (つづく)