2019.10.25 東北大金材研が画期的なダイオード 350度の高温で7桁以上のオン/オフ比実現
東北大学金属材料研究所は、パラジウムとコバルトからなる金属酸化物(PdCoO₂)と酸化ガリウム(Ga₂O₃)を原子レベルで接合し、350度の高温で7桁以上のオン/オフ比を示す高温動作可能な整流素子(ダイオード)を開発した。
自動車エンジンなどの電力制御やセンサー用途において、高温や反応性ガス中といった過酷な環境で動作する半導体素子の需要が高まっている。中でも、Ga₂O₃は大きなバンドギャップを持つ上、安定でバルク結晶も入手し... (つづく)