2021.03.24 【関西エレクトロニクス産業特集】スワロー電機小型から大型まで電源トランス供給
サービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」
スワロー電機は10VAの小型から300KVAの大型まで自社供給きる電源トランスを主軸に、電源装置、低周波治療器と合わせた3事業で順調に業績を伸ばしている。
3事業いずれもユーザーの困り事を解決することで事業を拡大。特に主力の電源トランスは、独自開発の保護等級IP2X対応のフィンガープロテクトカバー付きねじアップ式端子台を採用した「IP2X対応トランス」が順調。保護カバーやねじを取り外す手間がなく、圧着端子を入れて締めるだけで作業を完了できるため、結束時間を従来の5分の1に短縮。感電防止用保護カバーも不要で、ロングセラー商品になっている。
続いて、超高輝度LEDやサーキットプロテクタも付けた一体型のサービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」を15年に発売。制御盤内や計装盤内の主電源用電源トランスにAC100V出力コンセントを付け盤内のAC100V出力需要に対応。盤内で電気ドリル、はんだごて、パソコンなどを使用することができ、盤市場で根強い支持を得ている。
19年には、業界初となるブレーカ付き電源トランス「LBシリーズ」をラインアップ。トランスの一次側にブレーカを装備し、二次側の負荷装置およびトランス本体の保護を可能にした。
トランス二次側に青色LED通電表示を設け通電状態の確認が容易にできる。