2021.03.29 分析・計測器、ラボの遠隔作業支援コロナ禍でニーズが拡大

島津製作所のGC用自動試料注入装置「AOC-30シリーズ」

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とする緊急事態宣言は全面解除されたが、都市圏を中心に再拡大の懸念は残る。コロナ禍は、テレワークなどオフィス以外での働き方を広げる契機となった。ラボ(実験室)も例外ではない。従来も自動化やリモート化の実現によるラボの効率化は課題だったが、コロナで取り組みが加速している。

 島津製作所が先月発売したガスクロマトグラフ(GC)用自動試料注入装置は、試料を注射器で吸い上げて分析機器に注入する前処理...  (つづく)