2021.04.02 汗で発電するウエアラブル電池アレイ 東京理大など研究グループが開発 基板材料に和紙採用

人の汗中乳酸で発電し、乳酸値をスマホで測定できる。電池自体がセンサー機能を持つ

 東京理科大学理工学部先端化学科の四反田功准教授らの研究グループは、撥水コーティングした和紙に炭素電極をスクリーン印刷して、汗中乳酸から高出力電力を生み出すウエアラブルバイオ燃料電池アレイを開発した。研究グループでは医療やスポーツ分野、トレーニング管理などでの活用に期待している。

 このほか筑波大学、理化学研究所、山形大学が研究に参加した。

 研究グループは、現在のウエアラブル機器では安全で長寿命かつ十分な出...  (つづく)