2019.10.29 リンジャパン、高品位ネット再生の先駆者高音質デジタル再生を訴求
山口 社長
リンジャパンはこの1年、ハイエンドオーディオ市場で高品位ネットワークプレヤーの新シリーズ「Selekt DSM」の魅力の紹介に注力してきた。
「かなり認知されてきた。引き続きタブレットやスマホによる自在な操作性や、圧倒的クオリティで楽しめるストリーミングとの連携による快適な高音質デジタル再生を訴求する」と山口伸一社長は話す。
高品位ネット再生の先駆者として、10年以上の実績を誇るLINN(英国)について「ハード・ソフトの設計・生産は全てスコットランドの自社工場で行っている。新シリーズの『Selekt DSM』は2グレードから選択できるDACモジュールや、超低歪みのクラスDパワーアンプを搭載しており、完成度の高さは折り紙付き。ベンチマークとしての存在感を示す自信作」(山口社長)と胸を張る。新シリーズのリスニングスタイルは「DSM‐S」(68万円)、「同-SA」(88万円)、「同-K」(90万円)、「同-KA」(110万円)の4タイプを提案している。
例えば「DSM‐SA」について、山口社長は「豊かな音楽ライフを実現する、つまりOne‐Boxシステムとしてスピーカをつなぐだけでシンプルにして高品質サウンドが楽しめる。また、アップグレードできるネットプレヤーならではの魅力を備えているのも特徴」と説明する。
リンジャパンは、LINNブランドだけを扱う輸入商社。山口社長は「1973年創業のLinnは、オーディオメーカーとして唯一、ロイヤルワラント(王室御用達)認証を02年に取得している名門企業。ターンテーブル『SONDEK LP12』の生産・販売からスタートしている。記念すべき第1号機から進化したモデルがアップグレードを重ねてほぼ半世紀、今も名機中の名機としてロングセラーを続けている。日本でも『MAJIK LP12』(43万円)、『同LP12SE』(296万円)などのレコードプレヤーがアナログ復活で好評。引き続き日本でのLINNブランド伝道役としての務めを果たしていく」と方針を語る。
11月22日から3日間、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」では、「Selekt DSM」の試聴を中心とする内容で出展する。
「LINNは本格的なデジタル時代をけん引するマーケットリーダー」と山口社長は前置きし、「デジタルストリーミング再生機の新世代である『Selektシリーズ』はLINN独自の提案だが、音楽生活を豊かにするシステムとして認知されつつある。ネットとつながる感動的な音楽との出会いと、そのクオリティを体感・確認できるパフォーマンスを準備している。LINNブランドのパワーアンプやプリアンプ、ターンテーブル、スピーカシステムなども出品する」と、「東京インターナショナルオーディオショウ」における概要を明らかにした。