2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】日本ケーブルテレビ連盟 渡辺克也理事長ケーブルテレビ業界の連携が必要

渡辺 理事長

 業界3団体(日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会)の主催で開催してまいりましたケーブルコンベンションは、今年で10回目を迎えました。

 当イベントは業界国内最大のイベントであり、例年では出展社・来場者の皆さまにビジネス創造、交流の場として、活用していただいておりました。今年の開催については、新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、式典のみ実会場での実施を予定しておりましたが、緊急事態宣言の延長を受け中止とし、昨年に引き続き特設サイトを設け、4日(金)から7月31日(土)までの期間、順次Webセミナーを公開いたします。

 今年のケーブルコンベンションは「Leading to New Society ~地域のために、地域とともに~」をテーマに、ケーブルテレビ業界が、ニューノーマル(新しい日常)に浮き彫りとなった地域の諸課題への対応を推進し、10年後、20年後の社会を見据えた変革を先導する存在でありたいという思いを込めてこのテーマを設定しております。地域におけるデジタルトランスフォーメーション(地域DX)は一朝一夕に達成できるものではありません。だからこそ、今地域の課題一つ一つと向き合い、ケーブルテレビ業界が連携し合うことが必要です。

 今回配信予定としているウェブセミナーには、新しい社会への適応、地域DXの推進、SDGs、新規ビジネスなど、外部有識者の講演や、ケーブルテレビ事業者による先進的取り組みのセミナーをご用意しており、いずれも地域の問題解決、地域におけるケーブルテレビ業界の在り方などを観点にしておりますので、各社でのウィズコロナ、アフターコロナに向けた取り組みの材料としていただければと思います。

 また、わが国が抱える人口減少や高齢化に対して、「地域」をキーワードにさまざまな問題に取り組むことでケーブルテレビ業界が生きていく道でもあり、業界を知っていただく一つの方法だとも考えております。

 本セミナーは業界3団体の各会員さまやプレス関係の皆さまがご視聴いただけますので、今後のケーブル業界を担う多くの方々にご視聴いただき、ケーブル業界の皆さまの今後の活動に役立つこととともにコロナウイルスの早期終息を願っております。