2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】パナソニック システムソリューションズ ジャパン〝4Kへの円滑移行〟など提案
4K放送対応のHDD内蔵モデル「TZ-HT3500BW」
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、ケーブルテレビ(CATV)事業者の困り事やニューノーマル(新しい日常)な対応に向け、「4Kへの円滑移行」「放送のIP化」「ローカル5G導入」「作業・業務効率化」をキーワードに「Smooth Migration with Smart Operation」をコンセプトとして、最新の商品やサービス・ソリューションを提案する。オンライン展示会のみ出展。
今年は4K対応セットトップボックス(STB)やサービス、ヘッドエンド(HE)と、通信サービスの高度化・効率化を支援するソリューションを展示。
CATV業界では、2Kから4Kへ、C-CASからACASへと、4K/ACASマイグレーションへの動きが進んでいる。同社は4K/ACASの本格普及に向け、STBやHEまで豊富なラインアップを拡充してきた。昨年は2K-STBから円滑に移行できる4K放送対応エントリーモデル「TZ-LS500B」を提案。今回、ベーシックモデル「TZ-LT1500BW」とHDD内蔵モデル「TZ-HT3500BW」をラインアップに加え、加入者のさまざまなニーズに応える。さらなる新機能や使いやすさでCATV事業者の4K/ACASマイグレーションをサポートする。また、ハイエンドモデルの次期ブルーレイディスク対応4K-STBを参考出展。
4K/ACAS関連及びIP化に向けたHE設備も紹介。IP配信や館内共聴システムにも最適な小型・高画質の4K&マルチチャネルHD対応の新しい4Kエンコーダーを展示。また、高度ケーブル自主放送仕様に追加されたローカル自主放送スクランブル機能(JLabs SPEC-035 3.0版)に対応するエンコーダー内蔵ACASスクランブラーを紹介。参考出展として、IP連携Hybrid STB&HEも紹介。従来のRF配信環境に課題があるCATV事業者にも4K/ACASサービスの実現をサポートする。
クラウドを活用した視聴状態収集や設置効率化サービスを提案。STB活用サービスとして、設置効率化サービスとリモート視聴制御ができる「フィールドサービスプレミアム」の新サービスを紹介。STBの設置設定・交換作業を簡単かつ迅速に実現する。効率的に情報を収集・分析し、業務に生かす支援サービスとして、クラウドにつなげて使う保守・修理サポートサービス「STBフィールドサービス」とOTTの利用分析や番組レコメンド機能などを充実させた「CATVデータマネジメントサービス」を参考出展する。
通信サービスの高度化・効率化も図る。4月からサービスを開始した「現場マルチネットワークサービス」を紹介。ローカル5Gを活用し、現場の可視化、情報の共有、作業の効率化などをサポート。また、加入者宅のWi-Fiルーターの動作状況をリモートで把握する「リモート保守・管理サービス」を参考出展。
そのほか、「ケーブルテレビ事業者様のお困りごとを解決するパナソニック新4K-STBソリューション」をテーマにオンラインテックセミナーも実施する。セミナー公開は28日~7月30日。