2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】マスプロ電工LPWA LoRaWANソリューション

V-POFシステム用光送信機「OTP7W38」

 マスプロ電工は、テレビモニタリングシステム、CATV事業者向けLPWA LoRaWANソリューション、VPOF(プラスチック光ファイバー)システム、光受信機(V-ONU)、新4K8K衛星放送対応の棟内光伝送システムなどを出展する。ブースでは新型コロナ対策として、来場者との距離を空け、密にならない視認性の高い展示訴求に努める。

 LPWA LoRaWANソリューションは、低消費電力で広域通信を実現できる無線通信。利用者がLoRAWANゲートウエイを設置することで、施設内に独自の無線ネットワークを構築できる。室内空気環境のCO₂空気モニタリングをはじめ、倉庫や冷蔵庫の温湿度管理・記録、農業や酪農などの生育環境の測定・可視化、工場や施設内の機器や設備の状態の可視化が行える。

 VPOFシステムは、光伝送システムの施工をより簡単・安全に実現できる新技術。同軸システムに比べて伝送周波数帯域が広く、周波数による伝送損失差がほとんどないため、新4K8K衛星放送を伝送する中小規模の集合住宅や一戸建てへの光伝送システム導入に最適だ。ガラス光ファイバーのような高額・高精度の施工工具は不要で、同軸ケーブルと同等の簡単施工が可能。

 光受信機(V-ONU)は、BS・CS出力とCATV出力で業界トップクラスの出力を実現した遠隔制御機能付き光受信機「ORD7BCTR3H」、新4K8K衛星放送対応ハイスペック光受信機「ORD7BCWTR」、遠隔制御機能付きCATV光受信機「ORD7TR」、FM無給電出力機能付き光受信機「ORD7TF」など、幅広いラインアップをそろえる。

 棟内光伝送システムは、3224メガヘルツの広帯域対応で、CATV(下り)、BS・CS(右旋・左旋)を伝送可能。同軸システムに比べて伝送システムが少ないため、高層マンションなど大規模受信施設の4K8K化に最適だ。

 遠く離れた集合住宅やビルなどのテレビ信号を、インターネットで自動測定・可視化できるテレビモニタリングシステムを参考出品する。