2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】ミハル通信4K超低遅延伝送+高度ケーブル自主放送

MGSRシリーズのBSトランスモジュレーション

 ミハル通信は常に技術革新に挑み続け、CATV事業者にハードウエアからソフトウエアまで、自社開発の最新の製品・ソリューションを提供している。

 今年は、4K超低遅延伝送+高度ケーブル自主放送、BSトランスモジュレーション、ダイバーシティ地デジシグナルプロセッサー、FTTHソリューション、新型チャンネルプロセッサー、M-3保守サービスの六つのコーナーを設ける。

 4K超低遅延伝送+高度ケーブル自主放送では、MGSRシリーズサブラックに実装可能な4K HEVCリアルタイムエンコーダー「ELL4K」を展示。超低遅延・超高解像度・映像音声・IP伝送システムとして、CATV自主放送の素材伝送・監視カメラの伝送など、さまざまな用途に活用できる。

 また、高度ケーブル自主放送用HEVCエンコーダーやローカル自主放送用ACASスクランブラを紹介。会場ではそれらの機器を使ってデモを実施する。

 BSトランスモジュレーションでは、MGSRシリーズにRF+IP冗長機能を搭載したBSトラモジユニットを展示。入力冗長機能の強化を図った。

 フェージング対策にはダイバーシティ地デジシグナルプロセッサーシステムを訴求。従来の機器に、グラフ表示でフェージングの状況がひと目で分かるMERとレベルログ解析オプション機能を追加した。MFN受信機能も加え、周波数の違うMFN環境に対応する。

 CATV業界では伝送路の大容量・高速伝送のニーズに応えるため、光同軸(HFC)から光回線(FTTH)化を強めている。FTTHソリューションとして、光ファイバー増幅器MOSFシリーズ、3224メガヘルツ外部変調型光送信器、3224メガヘルツ V-ONUを出品する。

 一方、HFCソリューションの需要にも対応。新型チャンネルプロセッサーを披露し、さまざまなニーズに応える。

 4月からHE装置のリモート監視・運用を支援する管理プラットフォーム「M-3(エム・トリプル)」保守サービスを展開している。導入済みの同社製HE装置の各種情報、ステータスをリモートで把握し、ユーザーの保守運用を支える。