2021.06.03 【ケーブル技術ショー特集】シンクレイヤ〝統合管理システム〟をデモ

「SGP100B」

 コロナ禍によりテレワークやウェブ会議の導入が加速度的に進展し、動画コンテンツのネット配信の定着化など、早急な通信インフラの高度化は通信事業者にとって喫緊の課題となっている。

 シンクレイヤは、「統合管理と分散型ネットワークによる事業変革へのアプローチ」をテーマに、最新のソリューションを紹介し、高度な放送・通信インフラの構築を通じて、ケーブルテレビの進化に貢献していく。

 運用管理業務ソリューション「統合管理システム」は、サービス拡充により複雑化するシステムの運用管理における担当者の負担を軽減。コストダウンとサービス品質向上を図ることができる。同社ブースにて、加入者情報・ヘッドエンド機器・光端末器・PON/DOCSISプロビジョニング・地図連携のデモンストレーションを行う。

 分散型&ハイスピードデータソリューションは、さらなる高度化の要求に応えるため、10ギガbps対応のGPON/GE-PONシステムをそれぞれラインアップし、屋外設置対応のリモートOLTを組み合わせた新しい分散型ネットワークも併せて提案する。

 新製品は、ケーブルテレビ事業者から要望の多かったブリッジタイプのGPON ONTとして、「SGP100B」ならびにXGSPON ONT「SGP300B」を展示する。

 アクセス系統ネットワーク機器は、コスト抑制に効果的なWDM局間伝送やL3スイッチなどを提案する。ケーブルメディアコンバーターによる集合住宅の取り込み化も併せて紹介する。

 デジタル伝送システム「ヘッドエンド機器/光端末器」は、4K8K衛星放送に対応し、BS左旋帯域対応サブラック型シグナルプロセッサーや光ヘッドエンド機器、V-ONUなども統合管理システムで一元管理するため、業務効率が向上する。

 FTTHへのマイグレーションも可能とするHFC伝送機器やWi-Fi6対応アクセスポイント、認証システムなども展示する。