2021.06.08 デノンが13.2chAVサラウンドアンプ8K対応に機能進化

13.2chAVサラウンドアンプ「AVC-X8500HA」

 デノンは、13.2chAVサラウンドアンプ「AVC-X8500HA」を6月中旬に発売する。希望小売価格は55万円(税込み)。

 AVC-8500HAは、13chモノリスコンストラクション・パワーアンプ搭載のモンスターAVアンプ「AVC-X8500H」をベースモデルとして、新たに1入力/2出力のHDMI端子で8K/60ヘルツや4K/120ヘルツ映像信号のパススルーなどのHDMI2.1の新機能をサポートした。

 増幅素子には、Hi-Fiアンプの設計思想を踏襲した大電流タイプのパワートランジスター「Denon High Current Transistor」を採用。最大260W、定格150W+150Wの大出力とシリーズ最上位モデルにふさわしいサウンドクオリティーを実現している。

 音声フォーマットについてはDolby Atmos、DTS:X Pro、IMAX Enhanced、Auro-3D、および新4K/8K衛星放送で使用されているMPEG-4 AACをサポートしている。

 バーチャル3Dサラウンドテクノロジーについては、Dolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xに対応。ハイトスピーカー、サラウンドスピーカーを設置していない環境でも、高さ方向を含むあらゆる方向からサウンドに包み込まれるイマーシブオーディオ体験が可能になる。

 8入力/3出力のHDMI端子を装備。そのうち1入力(HDMI 7)、2出力(モニター1/2)が8K/60ヘルツと4K/120ヘルツのパススルーに対応している。全端子がデジタル映像コンテンツの著作権保護技術「HDCP 2.3」、そして従来のHD映像の2倍以上の広色域表現を可能にする「BT.2020」のパススルーに対応している。

 明るさと色の表現力を高め、映像のリアリティーを向上させるHDRについては、従来のHDR10、Dolby Vision、HLGに加え、HDR10+、Dynamic HDRにも対応。

 ネットワークオーディオ機能には、HEOSテクノロジーを搭載しており、HEOS Built-inスピーカーをシステムに追加すれば、ワイヤレス・マルチルーム環境を簡単に構築できる。

 音楽ストリーミングサービスは、話題のロスレス配信サービスAmazon Music HDをはじめ、AWA、Spotify、SoundCloudに対応する。