2021.06.10 「量子暗号通信」で世界最長距離東芝、600キロメートル以上の実証に成功
ケンブリッジ研究所での実証試験の様子 (提供=東芝)
東芝は9日、理論上絶対に破られない次世代暗号技術「量子暗号通信」で、世界最長となる通信距離600キロメートル以上の実証に成功したと発表した。通信距離が延びれば都市間や国家間で秘匿性の高いデータ通信を安全に行える。2026年度までの実用化を目指す。
量子暗号通信では、光の粒子(光子)の特殊な振る舞いを応用する。光子に暗号化や解読に使う「鍵」の情報を載せ、光ファイバー経由で受信機まで伝送する仕組みだ。
光フ... (つづく)
続きは無料会員登録することで
ご覧いただけます。