2019.11.05 【企画 冷蔵庫】三菱電機の「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」MXシリーズ

「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」MXシリーズ

 三菱電機は、AI(人工知能)がユーザーの生活パターンを予測して運転を自動制御する「切れちゃう瞬冷凍A.I.」を搭載した「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中」MXシリーズ(庫内容量455‐572リットル)を訴求する。野菜室が最下段のWXシリーズもラインアップし、両シリーズでユーザーニーズに対応していく。

 MXシリーズは、液体が氷になる温度を下回っていても凍らない「過冷却現象」を応用して、約マイナス7度で凍らせる、切れちゃう瞬冷凍を進化させている。全ての扉に搭載したセンサーを使い、日々の扉の開閉データを1時間ごとに収集する。AIがユーザーの行動を分析・学習して、切れちゃう瞬冷凍の制御を自動で行うことを可能にした。

 データは1週間分蓄積して、1時間ごとに随時アップデートを行う。家族構成の変化といった長期間の使用で起こるライフスタイルの変化にも対応できる。

 例えば、活発に利用する起床中と利用頻度が下がる就寝中をAIが分析。起床中に瞬冷凍できるように制御を行うといったことを実現する。1週間利用がないと「旅行中」といった認識もする。

 野菜の瞬冷凍にも対応した。同社の調査で週末に野菜をまとめてカットして保存するなど、野菜の冷凍保存に対するニーズが強いことが判明。そのため、瞬冷凍の最低到達温度を従来より上げることで野菜もおいしく冷凍保存できるように改良した。凍らせた野菜は約2週間保存できる。

 ほかにも食品を凍らせずに保存する「氷点下ストッカーD」や、3色LED光で葉物野菜のビタミンCを増やす「真ん中クリーン 朝どれ野菜室」なども備える。これらは「ごきげん時短機能」として家事負担を軽減しつつ、食材のおいしさを保つ機能として提案している。

 昨年から展開するMXシリーズに対して、WXシリーズは野菜室を最下段に搭載。ユーザーが好みに合わせて選択できる。

 WXシリーズもMXシリーズと同様に、切れちゃう瞬冷凍A.I.を搭載。幅80センチメートルで庫内容量700リットルの大容量を実現しているのも特徴だ。

 AIが家庭ごとの使い方を学習し、庫内の温度変化を予測して部屋別に最適な状態で運転する「部屋別おまかせエコ」や、エコ運転や扉開閉頻度など運転状況を総合的に判断して節電レベルを星の数で表示する「節電モニター」など、楽しく省エネできる機能も備えている。