ソニーは、完全ワイヤレス型として業界最高クラスのノイズキャンセリング（NC）性能を実現しながら、高音質コーデックLDAC対応でハイレゾ音質を楽しめるブルートゥース対応完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」を6月25日に発売する。

　同商品の包装には、竹、さとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とするソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを初めて使用し、プラスチックを全廃した包装パッケージを実現している。

　WF-1000XM4は、従来よりも信号処理能力を向上させた高音質ノイズキャンセリングプロセッサーと、高性能なブルートゥースオーディオSoCを統合した新開発の「統合プロセッサーV1」を搭載している。これに加えて、新たに設計された6ミリメートルドライバーユニットや、新開発のノイズアイソレーションイヤピースにより、完全ワイヤレス型イヤホンとして業界最高クラスのNC性能を達成している。

　従来のブルートゥース接続の最大約3倍の情報量を伝送可能な高音質コーデックLDACに、ソニーの完全ワイヤレス型イヤホンとして初めて対応しており、ワイヤレスでもハイレゾ音質を楽しめる。高音質技術DSEE Extremeにも対応。スマートフォンなどで再生するMP3やCD、ストリーミングなどの圧縮音源を膨大な楽曲データを学習している人工知能（AI）技術によりリアルタイムに解析し、聴いている楽曲のジャンル、楽器などの情景に合わせて最適にハイレゾ相当の音にアップスケーリングする。

　通話機能に関しては、複数のマイクとセンサーを最適に制御し、高度な音声信号処理を行う高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載。ユーザーの声を正確かつクリアに集音することで、快適な通話が楽しめる。

　イヤホンを外さずに会話ができる「スピーク・トゥ・チャット」や、ユーザーの行動や場所に合わせて最適な設定ができる「アダプティブサウンドコントロール」など、スマートな機能による高い利便性を実現している。

　デザイン面では、ヘッドホン本体の小型化に加え、耳の複雑な凸凹に干渉しにくい形状設計や、同梱のノイズアイソレーションイヤピースにより、安定した装着性を実現している。

　スタミナ性能は、本体バッテリーのみで8時間、付属のケースで充電すると合計24時間の音楽再生が可能。急速充電にも対応して5分間の充電で60分の再生が可能。防滴性能はIPX4相当で、突然の雨や汗からイヤホンを守る。

　価格はオープン、市場想定価格（税込み）は3万3000円前後。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色。