2021.06.24 TOAと小野測器が非接触の遠隔聴診研究赤外線活用、電通大と産学連携

長距離検出を目指したレーザードップラー振動計の試作機(センサー部)。機体は小野測器製で共同研究の基礎技術となる

 TOAと小野測器は電気通信大学と共同で、非接触のセンシングで心拍数などのバイタルデータを計測する技術の開発に取り組む。このほど、科学技術振興機構(JST)の産学連携助成プログラムの公募でテーマ採用された。

 アップルウオッチといった心拍数などの生体情報を測定するウエアラブル端末が普及しているが、高齢者や幼い子どもは体に端末を装着するのを嫌がる傾向がある。装着忘れもあり、継続的なデータ測定のために非接触でのセンシング技術が求めら...  (つづく)