2021.06.24 【アナリストが読む】半導体・部品の展望① オムディア・南川明氏 各分野の強みをつなぐ、人材育成も

南川氏

 コロナ禍の影響や巣ごもり需要など、半導体や電子部品など業界を取り巻く変化は大きい。業界をどう展望するか、トップアナリストが読み解く。今回は、「産業のコメ」と呼ばれた半導体で、日本の地位はどう変遷してきたのかなどについて、業界を長年ウオッチしてきた英調査会社オムディアの南川明氏に聞いた。

 日本の半導体産業は1980年代、特に強かった。世界のシェアの約50%、DRAMでは約80%を占めた。回路幅を微細化して記憶容量を増やす、大量...  (つづく)