2021.07.09 有機LED材料の電子の動き直接観察に成功筑波大学など 発光効率低下の原因を解明
筑波大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、産業技術総合研究所(産総研)、九州大学の研究チームは、直接的な計測が困難とされていた有機LED(OLED)材料の電子の動きを時間分解光電子顕微鏡(TR-PEEM)で直接観察することに成功した。
これにより、OLED用の発光材料の一つとして2008年に開発された熱活性型遅延蛍光(TADF)の発光効率を低下させている原因が、電子の動き(ダイナミクス)であることを突き止めた。 (つづく)