2021.07.30 「虹コン」結成7周年 「目標は武道館」 記念EPを発売

左から的場華鈴、鶴見萌、桐乃みゆ

アニバーサリーEP「RAINBOW SUMMER SHOWER」初回限定版アニバーサリーEP「RAINBOW SUMMER SHOWER」初回限定版

 「インドア系・正統派」を掲げるアイドルグループ「虹のコンキスタドール」(虹コン)が今年、結成から7年を迎えた。記念日の7月14日にはアニバーサリーEP「RAINBOW SUMMER SHOWER」(キングレコード)を発売。進化を続ける虹コンのリーダー的場華鈴と、グループ最年長の鶴見萌、4月に加入した桐乃みゆにグループへの思いと展望を聞いた。

 的場と鶴見は初期メンバーとして活動を続けている。結成から7年で多くのメンバーが加入した。年齢も最大7歳差。それぞれの個性がグループの大きな魅力になっている。

 鶴見は「後から加入した子はメンバーのことを『先輩』と呼ぶが、年齢差は感じない。私と最年少の蛭田愛梨の関係を『親子』と言われることもあるけど、好きなものについてよく話している」と楽しんでいる様子だ。

的場華鈴

 加入から間もない桐乃は2人を見て「尊敬できる大先輩」と背筋を伸ばす。的場と桐乃は同い年だが、「華鈴先輩はメンバーをまとめる力やMC力が素晴らしい。同い年なのになんでそんなにできるのか…」。的場は桐乃の言葉に「うれしい!」と笑顔で、「3年前リーダーになったとき、いろいろなアイドルのMCをいっぱい見て勉強した。憧れは指原(莉乃)さん」と前を見据えた。

 桐乃に「なんでもこなせて、立っているだけでオーラがある。柔らかく、優しい。面白い一面もある」と絶賛された鶴見は「自分に自信がないからこそ、多くのことをインプットしてきた。極めるところまではなかなか行けず、浅く広くになってしまったが、アイドルは極めている途中。自分に向いている」と笑顔を見せた。

鶴見萌

 結成から7年を経て、目標を「日本武道館ワンマンライブ」と定める。夢の実現には新メンバーの存在が大きく、「新メンバーが加わったことで『虹コンはすごい』と思えた」(的場)、「帰ってきたメンバー(大塚望由=17年にグループ卒業後、今年4月に再加入)もいて、グループが強くなって虹コンが完成した。入ってくれてありがとうという気持ち」(鶴見)と、初期メンバーからの信頼も厚い。

 桐乃は「7周年という大切な時期の加入は責任重大で不安もあった」としつつも、「加入後、この取材もだが、今まで経験したことがない仕事が増え、新鮮で楽しい。やりたいことが増えた」と声を弾ませる。

桐乃みゆ

 虹コンはライブパフォーマンスに定評があるが、コロナ禍によって活動が制約された。的場は「昨年ライブができない時期にパフォーマンスを見直した。今後どうなるか分からないが、パフォーマンスで納得させるグループになる」と力を込める。

 鶴見は「(7色の)虹コンなので、7周年で一時代にピリオドが打たれる。来年の夏はこれまでと同じではないはず。グループがどう変わるのかワクワクする。このメンバーでは絶対に悪いようにはならない」と自信をのぞかせる。

 桐乃は「7周年の節目。ファンの皆さんに『この体制いいな』と思わせたい。新しい虹コンについてきてほしい」とファンへメッセージを送った。