2021.08.02 ヤマハの大型ドローン開発に技術協力日本精工

 日本精工は、ヤマハ発動機が開発、実証実験を実施している「シリーズハイブリッドシステム」を搭載した大型ドローンの実証試験機に技術協力した。

 シリーズハイブリッドは、エンジンで発電機を駆動し、発電した電力でモーターを駆動する方式のこと。

 大型ドローン実証試験機には、日本精工が開発したプロペラの回転を支え、推進力や揚力を変えるためブレードのピッチ角度を調整する「可変ピッチ機構付きモーターハブ」が搭載されている。

 プロペラの回転を支え、ブレードのピッチ角度を緻密に調整できるモーターハブユニットには、高品質なアンギュラ玉軸受、スラストニードル軸受やボールねじなどの日本精工製品が使用されている。

 これら機能により高応答な推力(揚力)特性を得つつ、エネルギー効率の最適化が可能となり、機体の安定性と航続距離に寄与する。