2021.08.10 エネオスが太陽光に単独参画 兵庫県三田市に121MW

太陽光発電所の完成イメージ

同社で国内最大

 石油元売り最大手のENEOS(エネオス)は2日、同社が国内で手掛ける太陽光発電所としては最大となる事業に参画したと発表した。兵庫県三田市に建設される出力約121MWの発電所に単独で出資した。既に着工しており、2023年12月の商業運転開始を目指す。

 同社は海外においてはさらに大規模な事業への参画を公表している。初の海外での太陽光発電事業となった米テキサス州では全体で140MW規模になる。オーストラリア・クイーンズランド州では同204MWに達する。それぞれ持ち分は50%ほどだ。

 国内では、自社の遊休地などに開発して稼働済みの発電所が計21カ所(計4万8000kW)あるほか、計画中の案件も数カ所あるという。

 三田市では、太陽光発電事業会社がゴルフ場跡に開発した発電所をエネオスが引き受ける。「再エネ事業の総発電容量100万kW超への拡大を目指して、積極的に積み増すスタンスを続けていく」(同社)。