2021.08.23 政府が「デジタル社会推進賞」創設「人に優しいデジタル化」に貢献する取り組みを表彰

 内閣官房は23日、10月10、11の両日に開かれる「2021年デジタルの日」に合わせ、「デジタル社会推進賞」を新たに創設すると発表した。9月1日発足のデジタル庁が掲げる目標「人に優しいデジタル化」に貢献する優れた取り組みを担当相が表彰する。

 菅政権が看板政策に掲げるデジタル庁は社会のデジタル化を推進する司令塔で、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル社会」を目指している。内閣官房IT総合戦略室によると、そうした取り組みに資する活動を広く国民に周知するため、同庁発足以降初となる大臣表彰を行うことにした。

 23日から自薦と他薦による募集を始めた。「デジタルの日」ウェブサイト上の応募フォームで必要事項を入力する。応募期間は9月9日午後5時まで。

 表彰の対象を選定する際の基準については、デジタル技術の活用を前提として「さまざまな主体の社会参加を促す」「模範となる先進的な取り組み」「継続性のある仕組み」などといった観点から総合的に判断。「デジタルの日」検討委員会による審査を経て選出する。個人やプロジェクト・チームに対し、10件程度を表彰する予定という。