2019.11.18 【調理家電特集】各社、おいしさと時短を両立へ 調理家電

秋商戦の主力商材として調理家電の提案に力が入る

 調理家電は、秋・年末商戦の主力商材として提案に力が入る。IHジャー炊飯器やオーブンレンジをはじめ、〝ほったらかし家電〟として注目を集める自動調理鍋といった新商材、さらに専門メーカーをはじめ参入が活発なオーブントースターなど、普及価格の商品から高級ゾーンまで、幅広い提案商材がそろい、商戦を盛り上げていく。

 調理家電の分野では、共働き世帯の増加など生活スタイルの変化に合わせて、家事負担を軽減する時短・時産をキーワードとした調理機能の提案が活発だ。

 おいしさと時短の両立を図った調理機能が幅広い商品で提案され、ユーザーからも高い支持を得ている。

 例えば炊飯器の場合、共働き世帯が増加する中、忙しい人でもおいしくご飯を味わってもらおうと、少量を高速で炊く時短炊飯、炊いたご飯を冷凍保存する際、パサつきやベタつきがなくおいしく冷凍できる炊飯メニューや、おかずも同時調理する機能など、各社は市場ニーズに対応した時短機能開発に力を入れている。

栄養バランスも 

市場では、共働き世帯の増加で、調理にかけられる時間が足りないという声がある一方、「家族に手作り料理を食べさせたい」「栄養バランスの良い食事作りをしたい」といったニーズも高い。

 時短とおいしさ、栄養バランスを考え、忙しいけれど、できれば家庭で手作り料理をしたいと考える主婦も多く、こうした思いに沿った機能開発は、これからも幅広い調理家電分野で大きな開発テーマとなりそうだ。

【調理家電特集】目次

●各社、おいしさと時短を両立へ 調理家電
パナソニック スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」
東芝ホームテクノ 過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」
タイガー魔法瓶 IH炊飯ジャー「炊きたて」土鍋ご泡火炊き