2021.09.22 水溶液から成分や物質を高効率で抽出東芝が新しい浸透圧物質の開発に成功
浸透膜を使った濃縮のイメージ(提供=東芝)
水溶液に含まれる成分や物質(有価物)を抽出する濃縮の技術。レアメタル回収や化学プラントなどで使われる技術だが、東芝は21日、新しい浸透圧物質の開発に成功した、と発表した。
従来の方法に比べて消費エネルギーは約25%で済む一方、濃縮率を2.4倍にできて高効率になる。熱エネルギーや電気エネルギーを使わずに済み、常温常圧で工程を進められる。二酸化炭素処理に技術にも使える可能性がある。まずグループ内で実証を進め、社外の協業先も探っていくという。(22日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)