日新システムズは、自社開発し、宮古島の再生可能エネルギーサービスプロバイダ事業で採用されている、屋外設置専用IoTゲートウエイ「Morpher-GW」を展示、紹介する。

　また、京大やロームなどとともに社会実装に向けて力を入れている、IoT構築に最適な国際無線通信規格「Wi-SUN」の新規格「Wi-SUN FAN」を使い、タブレットPCのカメラで撮影した画像を離れたディスプレイに表示。低消費電力無線伝送LPWAながら150キロbpsの伝送スピードを体感してもらう。

　IoTゲートウエイMorpher-GWは、CPUにCortex-A7を採用し、マルチキャリア対応LTEモジュールを標準装備している。Wi-SUNをはじめ、Wi-Fi、LAN、RS485の各種インターフェイスをオプションで装備可能だ。

　スマートメーターや家庭用太陽光発電システム、家庭用蓄電池、ヒートポンプ給湯機、電気自動車（EV）などと接続して各機器、装置の情報を収集し、LTE回線網でクラウドに上げて遠隔監視・制御できる。カスタマイズでLinuxも搭載可能。

　100／200V電源を標準搭載し、家庭でも工場でも使える。筐体は自社で金型設計まで行い、190×240ミリメートルとコンパクトに仕上げた。IP66準拠の防水・防じん性能を持つ。壁掛けやベルト装着により屋外に簡単に設置できる。

　Morpher-GWを水槽に入れ、シャワーをかけてもMorpher-GWとLAN接続している表示灯が点滅を続けるデモ展示を行い、IP66準拠の防水・防じん性能をアピールする。

【ET／IoT Technology2019特集】目次

●IoTビジネスを支える組込み技術など一堂
●趣向凝らしたパビリオンや多彩な特別イベント開催
●「ET／IoT Technologyアワード2019」決定
●日新システムズ　屋外設置専用IoTゲートウエイ展示
●東芝情報システム　IoTワンストップサービスを紹介
●アールエスコンポーネンツ　産業用ラズパイ紹介
●コア　AI搭載単眼カメラ活用ソリューションなどカンファレンスを開催
●イノディスク　世界初AIoT専用InnoAGE SSD開発