2019.11.20 【ET/IoT Technology2019特集】イノディスク 世界初AIoT専用InnoAGE SSD開発
マイクロソフトのAzure Sphereを内蔵したInnoAGE SSD
05年、産業機器向けフラッシュストレージの専業メーカーとして台北で設立されたイノディスク(Innodisk)は、日本、中国、米国、欧州など10カ所に拠点を置き、産業用データストレージデバイスおよびメモリーモジュール市場におけるリーディング企業として高い評価を受けている。
同社の製品は、航空宇宙や防衛、運輸、クラウドストレージなどの各種産業用組込み機器で広く採用されており、高い専門知識を有するソフトウエア、ハードおよびファームウエアチームが顧客向けに最適なソリューションを提供している。
同社は今年8月に米国カリフォルニア州のサンタクララで開催された「Flash Memory Summit2019」で新製品「InnoAGE SSD」を発表した。
本製品はマイクロソフトと1年をかけて開発したもので、SSDにMicrosoft Azure Sphereを内蔵、エッジコンピューティングとクラウドテクノロジーを統合したAIoTアーキテクチャ専用に設計された世界初の製品だ。ユーザーはデータ分析や更新、データセキュリティ監視、リモート再起動などのインテリジェントな機能を直接クラウドから実行できるようになる。
また、InnoAGE SSDは専用にカスタマイズされたクラウド管理プラットフォームを特別に設計し、シンプルな操作インターフェイスを提供。ユーザーはいつでもデバイスの状態を監視することが可能で、システムストレージの寿命とリード/ライトの動作パターンを最適化することができる。
イノディスクのRandy Chien会長は「マイクロソフトのチームとInnoAGE SSDを開発できたことは将来のAIoT分野で、強力な基本的構成要素の一つになる」と期待している。
【ET/IoT Technology2019特集】目次
●IoTビジネスを支える組込み技術など一堂
●趣向凝らしたパビリオンや多彩な特別イベント開催
●「ET/IoT Technologyアワード2019」決定
●日新システムズ 屋外設置専用IoTゲートウエイ展示
●東芝情報システム IoTワンストップサービスを紹介
●アールエスコンポーネンツ 産業用ラズパイ紹介
●コア AI搭載単眼カメラ活用ソリューションなどカンファレンスを開催
●イノディスク 世界初AIoT専用InnoAGE SSD開発