2019.11.20 東レが世界初のナノサイズ連続空隙構造の多孔質炭素繊維
東レは、世界で初めてナノサイズの連続する空隙構造を持った多孔質炭素繊維を開発した。今回開発した素材をガス分離膜の構造の支持層に用いることで、温室効果ガス(CO₂)の分離や水素製造に用いられる高性能分離膜の軽量化、コンパクト化が図れるとともに、分離性能を向上させることもできる。
CO₂やバイオガス、水素などの様々なガスの分離には、一般的には吸収法や吸着法が用いられているが、装置が大きく、エネルギー消費によるCO₂排出量が多いと... (つづく)