2021.10.27 【Japan IT Week 秋/通信・放送Week特集】「Japan IT Week 秋」「通信・放送Week」概要

昨年の「Japan IT Week秋」

 国内最大規模のIT展示会「Japan IT Week 秋」と、通信と放送の展示会「通信・放送Week」がきょう27日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する。主催はRX Japan(旧社名:リード エグジビション ジャパン)。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、別会期で開催していた両展示会は昨年から同会期にハイブリッド型展示会(リアル+オンライン)で開催されたが、今年はリアル展示会のみで開催する。会場では徹底した感染予防対策を講じて、ウィズコロナ時代に求められる最新技術・ソリューションが一堂に会する。さらに、業務効率化・DXを加速させる人工知能(AI)サービスなどが披露される「AI・人工知能EXPO秋」と、今年新設の最新VR・AR・MRテクノロジーが体験できる「XR総合展秋」も併設する。

「Japan IT Week 秋」

DX実現へ12のIT専門展
働き方改革などサービス訴求

 今年で第12回を迎える「Japan IT Week 秋」は、12のIT専門展で構成され、最新のデジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)を実現するソリューションをはじめ、コロナ禍での働き方改革、業務改善、マーケティング改革などのツールやサービスが訴求される。

 「クラウド業務改革EXPO」では、電子契約、HRテック、ERP/会計システム、経費精算、グループウエア、ビジネスチャット、テレワークなど業務改革に欠かせない製品・サービスが出展。

 「情報セキュリティEXPO」では、サイバー攻撃・標的型攻撃対策、情報漏えい対策、AIセキュリティーなどに関するソリューションが展示。

 「Web&デジタルマーケティングEXPO」は、マーケティングオートメーション、AI、ウェブマーケティング、デジタルマーケティングに関するソリューションが展示。

 「データセンター&ストレージEXPO」では、膨大な情報の管理・保護に不可欠なサーバー、ラック、UPSなどデータセンターファシリティー、NAS、SAN、ディスク装置、運用管理ソフトウエアほかストレージ関連のソリューションが集う。

 「セールス自動化・CRM EXPO」では、セールス自動化ツール、SFA・営業支援、CRM、インサイドセールス、名刺管理、BI/DWHなど、営業を効率化する製品・サービスが披露。

 「次世代EC&店舗EXPO」では、通販支援サービスや店舗運営・集客・接客ソリューション、ネットと実店舗の連携サービスなどの製品が多数出展。

 「IoT&5Gソリューション展」では、IoTシステムの構築に必要な無線通信技術、センサーや遠隔監視、生産管理などのアプリケーションなど今話題の5Gソリューションが集う。

 「AI・業務自動化展」では、AIとRPA・業務代行ロボットやチャットボットなど、業務を自動化するソリューションが出展。

 「組込み/エッジ・コンピューティング」では、ソフトウエア&アプリケーション開発展、組み込みシステム開発に必要なハード、ソフト、コンポーネント、開発環境を取扱う企業が出展。

 「システム運用自動化展」では、サーバーやネットワークの運用・構築、キッティングなどのパソコン管理やヘルプデスク対応などを自動化するためのソリューションやサービスを紹介する。

 「在宅・リモートワーク支援EXPO」では、在宅勤務・リモートワークを支援するサービス・製品が出展。

 「ソフトウエア&アプリ開発展」では、開発自動化ツールや受託開発など、ソフト・アプリ開発に関するあらゆる製品・サービスが披露される。

 そのほか、デジタル庁創設に伴う政府の取り組みや、DX推進政策の最新動向、データ利活用ビジネスの展望など、セミナーも充実している。

「通信・放送Week」

通信・放送の融合を実現
光通信、4K・8K映像技術など最新技術

 同時開催する通信・放送(映像)の融合を実現する展示会「通信・放送Week」は、四つの展示会で構成され、5G/IoT、光通信、4K・8K映像技術、映像伝送などの最新技術などが披露される。

昨年の「通信・放送Week」。にぎわう会場の様子

 通信分野において、「5G/IoT通信展」では、次世代のモバイル通信に必要な5G・無線通信システム、アンテナ、電源装置・蓄電池などの基地局設備、デバイス・部品、測定器・計測器、IoT・LPWAなど、あらゆるモバイル通信技術が披露。

 「光通信技術展」では、アジア最大級の次世代光ネットワーク技術の専門展として、光通信システム、伝送装置、光ファイバー、コネクター・ケーブル、光測定器、融着機、光配線・施工機材、ネットワーク機器・構築などが展示。

 放送分野において、「4K・8K映像技術展」では、放送向けをはじめ、医療・イベント・監視向けなどの4K・8K対応の撮影機材・構成部品、編集機材・サービス、映像表示機器・技術・サービスなどが披露。

 「映像伝送EXPO」では、4K・8K映像伝送など、未来の通信・放送インフラに必要な伝送システム・機器、部品、ケーブル、計測・測定機器など、あらゆる伝送技術が一堂に紹介される。

 そのほか、業界のキーパーソンによる、5G政策をはじめ、4K8K政策、5G/6G×DX、データセンター、Beyond 5G、5G/6G戦略、8K放送・ネット戦略、セキュリティーの8K活用など、全47公演も用意されている。