2021.11.03 オーテクがHi-Fiケーブルトリプルハイブリッド導体採用

左から「AT-IC700R」「同700X」「AT-AC700」

 オーディオテクニカは、新しいHi-Fiケーブルラインアップ「FLUAT(フリュエット)」シリーズとして、インターコネクトケーブル「AT-IC700R」「同700X」と、パワーケーブル「AT-AC700」を11月12日から発売する。価格(税込み)は4万6200~10万5600円。

 音の輪郭と高域の伸びを細やかに表現する6N-OFC。力感のある低域表現と広大な音場を実現するPCUHD。これらに純度99.99%(4N)、酸素含有量10ppm以下の無酸素銅線HYPER OFCを加えたトリプルハイブリッド導体を採用した。

 導体や製品外観にダメージを与えることなく、絶縁体やPVCシースなど、樹脂に残る残留応力だけを効果的に取り除く高温熱処理。音質傾向はそのままに、情報量などの基本性能を一段上のレベルへ昇華。つぶれていた音が分離して、一音一音ほぐれることで開放的な音場が広がる。

 比誘電率&誘電正接が低く、絶縁体として最高クラスの電気特性を誇るフッ素樹脂テープ採用で、信号エネルギーのロスを最小化する。導体に直接スパイラル巻きすることで、通常の押出被覆と比べ、導体に加わる機械的ストレスを低減している。

 AT-IC700Rと同700Xは内部被覆に、AT-AC700は電線中央にエラストマー制振材を採用。ゴムのような弾力性を持ち、外部からの不要振動を熱エネルギーに変換する。