2021.11.02 ビックカメラ、カメラレンタルの対象を10店に拡大「借りて試せる」アイテム数も3倍以上に

「テイクアウトレンタル」の売り場展開

 ビックカメラは、購入前にカメラ機材をレンタルして試せる「テイクアウトレンタル」サービスの対象店舗を5日から10店に増やす。アイテム数も144と従来の3倍以上に増やし、より多くのお客にサービス利用の機会を提供することを目指す。

 テイクアウトレンタルは、カメラ機材の定額制(サブスクリプション)サービス「GooPass(グーパス)」を展開するカメラブ(東京都渋谷区)と協業して実現。ビックカメラ渋谷東口店(東京都渋谷区)で昨年12月からカメラのレンタルサービスを始め、その後、池袋カメラ・パソコン館(東京都豊島区)とアミュプラザくまもと店(熊本市西区)の3店舗で提供してきた。5日からは、そこに7店舗を追加し、10店舗でサービスを提供する。

 ビックカメラ広報は「始められる店舗から始めている。今後もさらに増やしていく」とする。集客力や来店客数、市場性なども加味して判断しているという。

 新たに追加したのは、有楽町店(東京都千代田区)や札幌店(札幌市中央区)、名古屋JRゲートタワー店(名古屋市中村区)、なんば店(大阪市中央区)など。レンタルできるアイテムは、ミラーレス一眼や交換レンズ、「GoPro(ゴープロ)」のようなアクションカメラなど、これまでの50弱のアイテム数から3倍以上に増やしている。

 ビックは9月、スタートアップ企業に出資する総額100億円規模のファンド「ビックイノベーションキャピタル」の第1号案件としてカメラブに出資している。