2021.11.24 エクストリーム-Dとパートナー契約菱洋エレがスパコン共有サービス販売
菱洋エレクトロは、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)やクラウドサービスのプロフェッショナルサービスとコンサルティングを行うエクストリーム-D(東京都品川区)と販売パートナー契約を締結し、同社が提供するスーパーコンピューター共有サービス「AXXE-L(アクセル)by XTREME-D」の販売を開始する。
HPCはシミュレーションやディープラーニング(深層学習)、人工知能(AI)などで利用され、大学や研究機関だけでなく一般企業でも広く利用されるようになっている。
一方、HPCは動作環境が複雑で、導入や運用には専門知識を要する。エクストリーム-Dが提供するAXXE-Lは、特別な専門知識が必要なく、誰でも簡単にHPCをオンプレミスでもクラウドでも利用可能にするプラットフォームサービス。菱洋エレクトロは、主要ITメーカーの一次代理店として、業種を問わずさまざまな分野の顧客への販売およびサービスを提供してきた実績を生かし、物理サーバーやストレージ、CPU、GPUなど豊富なラインアップを組み合わせ、顧客に最適な、HPCの導入に必要なインフラ環境を一括で構築・提供する。
HPCやAIの実行環境にも対応し、導入後の運用や管理にかかる負担を軽減。HPC環境の構築において特に煩雑なシステムの統合や、機器の選定・調達・設置、OSの導入、システム構築までワンストップで対応する。
主な利用例として、製造業(重工業)では各種数値解析シミュレーション(CAE)、マテリアルサイエンス、解析データ管理、製造業(自動車関連)は衝突/流体解析シミュレーション、医療では医用画像解析、大規模データ管理、創薬シミュレーション、クラウド利用不可のアプリケーションの実行など。そのほか、業界や分野を問わず、電子顕微鏡のデータ分析や3Dイメージ生成のための並列計算など、幅広い用途での活用が見込まれる。