2019.11.29 パナソニック「テクニクス」、DDターンテーブル好評 「SL-1500」若年層から支持

井谷CTO

上松 主幹上松 主幹

「東京インターナショナルオーディオショウ」のテクニクスブース「東京インターナショナルオーディオショウ」のテクニクスブース

パナソニックは、6月に投入したテクニクスブランドのダイレクトドライブ(DD)ターンテーブルシステム「SL-1500C」(10万円)が品薄になるほど、「売れ行き好調」(テクニクス事業推進室・井谷哲也CTO)だ。 同システムは、フォノイコライザ内蔵(カートリッジをセット)や、再生終了後にトーンアームを自動的に持ち上げるオートリフトアップ機能を搭載しており、「アナログレコードの楽しみをさらに身近に」をコンセプトに開発した新提案モデルとなる。 「コストパフォーマンスの高さが若年層の支持を得ており、売れ足の速さからもこの提案は成功している」と話すのはコンシューマーマーケティングジャパン本部テクニクス担当の上松泰直主幹。 今秋、テクニクスブランド復活宣言から5年目を迎えた同社は、この間、パワーアンプ/スピーカシステムなどハイエンドオーディオのラインアップを増やしてきたが、「シンボリックな存在」になっているのが「SL-1200G」(33万円)をはじめとするDDターンテーブルシステム。 「『1200G』の開発技術を投入している『1500C』は、アナログレコードに根強い人気のある欧州でもヒットしている」と井谷CTOが言うように、DDターンテーブルは復活テクニクスブランドの認知度アップのけん引役を果たしている。 東京インターナショナルオーディオショウ(11月22日から3日間、東京国際フォーラムで開催)では、「1500C」の試聴を中心にコストパフォーマンスの高さなどの魅力を紹介していた。