2021.12.21 中国総通局 ローカル5G無線局免許広ガスに

 【広島】中国総合通信局はこのほど、総務省が行う令和3年度「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」で用いる無線局について申請者の広島ガス(松藤研介代表取締役社長 社長執行役員)に免許を付与した。

 広島ガスは、富士通総研、知能技術、富士通、富士通ネットワークソリューションズおよびこのまちネットワークと共同で、プラントの遠隔監視によるガス漏れなど整備異常の効率的検知の実現を目指し、今月から実証を行う。同実証は、広島ガス廿日市工場にローカル5G環境を構築した。

 構内のカメラ付き走行ロボットによる無人監視、メンテナンス作業時の画像処理分析を基にした遠隔支援、ローデータの蓄積・AI分析を基にした異常の可視化・検知などの実証を実施し、ガス工場内の保安レベルのさらなる向上、巡回業務の効率化・合理化を実現するもの。