2022.01.28 デノンがイネーブルド搭載サウンドバードルビーアトモスに対応
Dolby Atmos対応サウンドバー「DHT-S517」
デノンは、ワイヤレスサブウーハー付きDolby Atmosサウンドバー「DHT-S517」を1月下旬に発売。同社のサウンドバーの中ではミドルクラスに位置付けられる製品。一体型サウンドバーのヒットモデル「DHT-S216」と同様、シンプルで使いやすく、クラスを超えた音質を備える高音質サウンドバーとして開発された。
DHT-S517は、デノンのサウンドバーとしては初めてDolby Atmosイネーブルドスピーカーを内蔵したモデル。斜め上に向けて取り付けられた2基のドライバーから放射されるサウンドが天井に反射して、上方からリスナーの耳に届くことにより、DSP処理によるバーチャルサラウンドでは体験できない、リアルな3Dサウンドを届ける。
合計7基のドライバーを搭載するサウンドバーと、ワイヤレスサブウーハーによる3.1.2chシステムを構成。スピーカーとしての本質的な音の良さと、バーチャルサラウンド技術を駆使した立体的な空間再現能力を両立している。
フロントL/Rには25ミリメートルツイーターと120×40ミリメートル楕円(だえん)形ミッドレンジ・ドライバーを搭載。さらに、人の声の再現性を高めるために専用のセンタースピーカーも搭載している。センタースピーカーには、アルミ振動板を採用した広帯域フルレンジ・ドライバーを採用し、スムーズな高域特性を実現。
各ドライバーを支えるエンクロージャーは、FEM(有限要素法)による強度解析を用いて設計。不要な振動を抑制することで明瞭で透明感の高いサウンドを実現した。
ワイヤレスサブウーハーには映画も音楽も迫力たっぷりに再生する150ミリメートルの大口径ドライバーを搭載している。
サウンドモードはコンテンツに合わせて選べる「Movieモード」と「Musicモード」、そしてデノンならではの「Pureモード」を搭載。Pureモードでは、バーチャルサラウンドやアップミックスなどの処理を停止し、入力信号に脚色を加えることなく再生する。4K/60ヘルツや幅広いHDR信号のパススルーにも対応するHDMI入出力を各1系統備えている。
価格はオープン、市場想定価格(税込み)は5万9800円前後。