2022.02.15 ウクライナ情勢緊迫、揺さぶる国内のエネルギー政策ガソリン高で追加策連携、欧州にLNG提供

 米国やロシアなどが対立するウクライナ情勢の緊迫化が、日本国内のエネルギー政策に大きな影響を与えている。政府は10日、松野博一官房長官の下で関係閣僚会合を開催。原油価格の高騰に伴って国内で値上がりが続くガソリン価格への追加的な対策検討の指示が出された。9日には、ロシアが供給を断つ懸念を抱える液化天然ガス(LNG)について、国内分を融通して欧州側に提供する異例の対応を表明した。

 関係閣僚会合には萩生田光一経産相のほか総務や外務、...  (つづく)