2022.02.22 ノベルクリスタルテクノロジーが11.2億円調達タムラ製作所など引受先 「次世代半導体」製品化へ前進

同社の主な製品

同社が開発したSBD同社が開発したSBD

 タムラ製作所からのカーブアウトベンチャーで、次世代半導体を手掛けるノベルクリスタルテクノロジーは21日、第三者割当増資で総額11.2億円の資金調達を発表した。引受先はタムラ製作所や、安藤・間、AGC、JX金属、トレックス・セミコンダクター、安川電機、佐鳥電機の各社。

 増資で得た資金や投資家とのパートナーシップで製品開発をさらに加速し、事業化を進める。具体的には、2022年度に販売開始を予定するショットキーバリアダイオード(SBD)の製品化に向け、100mm基板・エピタキシャルウエハーの製造を補強するための設備投資を進める。

 ノベル社は先ごろ、NEDOの協力を得て、高電圧・大電流に対応するSBDの開発を発表。パワーエレクトロニクスの低価格化や高性能化につながる次世代半導体の製品化へ進んでいる。今回の引受先各社からはさまざまな期待が寄せられている。
(23日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)