2022.03.07 【SMT/SMD特集】各社の主力製品/事業戦略スミダコーポレーション
車載対応低DCRメタルインダクター
SMDパワーインダクター
車載や5Gなどに提案
スミダコーポレーションは、小型・低背のSMDパワーインダクターの製品ラインアップを拡充している。車載用、第5世代移動通信規格5GおよびIoT関連など、成長分野に提案する。
SMDパワーインダクターは、メタル系とフェライト系で用途に最適化した製品を展開する。
メタル系パワーインダクター「CDMCシリーズ」は、2~17ミリメートル角サイズで幅広くラインアップ。
閉磁型で高い電気的特性と磁気シールドを実現し、ノイズを低減化。小型、低背化で、大電流性能を向上し、磁気漏れの抑制を追求している。
車載対応低DCRメタルコンパウンドインダクターは、4/5/6/10ミリメートル角サイズをラインアップ。大電流、低DCRで耐電圧75Vdc。
製品例としては、Max4.35×4.75×高さ2.0ミリメートルサイズの「CDMC40D18/L150」(インダクタンス0.1~4.7μH)、Max6.8×7.4×高さ3.0ミリメートルサイズの「CDMC60D28/L150」(0.1~22μH)、Max10.3×11.1×高さ5.0ミリメートルサイズの「CDMC10D48/L150」(0.43~47μH)などをそろえている。
フェライト系大電流インダクターは、大電流、低DCRで、メガヘルツスイッチング&ノイズフィルターに最適だ。
新製品のパワーインダクター「CDEPH6211」(インダクタンス0.1~0.32μH)は、大電流、低抵抗が特徴で、サーバー、デスクトップパソコン、DC-DCコンバーター、バッテリー機器、大電流電源などのコンシューマー機器用途に使用できる。サイズはMax6.4×10.0×11.5ミリメートルとなる。
同社は、モビリティー、インダストリー、コンシューマーの3分野に向けて成長戦略を展開している。