2022.03.15 【スイッチ特集】オータックスロータリーDIPスイッチ「KZシリーズ」
「KZシリーズ」
クリック感を向上
オータックスは、1974年創業の産業用スイッチメーカー。現在はディップ(DIP=デュアル・インライン・パッケージ)スイッチのトップメーカーとしての評価を確立している。
現在、DIPスイッチの操作方式はスライド、ピアノ、ロータリーを、またフルピッチ、ハーフピッチ、シングルラインタイプのSIPスイッチなど、1500品種以上の豊富な品種を誇る。
新製品として、KUシリーズの後継に当たるロータリーDIPスイッチ「「KZシリーズ」を2020年から発売開始。寸法はKUシリーズと同等ながら、「クリック感の向上」および「自動化量産対応に向け部品形状・構成の再検討による品質向上」を達成した製品。端子形状はスルーホールと面実装を完備している。
スライドDIPスイッチ「KSシリーズ」、「KHSシリーズ」は、顧客ニーズに応え、100pcsのリールパッケージ品もラインアップに加え、少量単位での販売を可能とし、幅広い顧客ニーズに対応している。
一方、操作用スイッチは、「Vシリーズ」「Lシリーズ」ではハーネス加工対応も可能。スイッチ加工からハーネス加工まで一貫した工場で大量生産することで、コスト削減やリードタイムの短縮を実現する。
操作スイッチはカタログ品販売だけではなく、顧客から必要とされる状態で商品を提供することにより、顧客へのサービスをより一層強化していく。
同社は、ビッグデータやAIoTを活用した工場の見える化や生産効率および品質の向上にも注力。物流費削減のための輸送方法見直しや、スイッチのランナーレス化などにも力を入れている。今後も省力化・省人化・カーボンニュートラル化への取り組みを進める。