2022.04.06 「空中入力」できるデバイスなどお目見え「スマート」実現の最新技術、東京ビッグサイトで

「空中入力」のアルプスアルパインの展示

導入しやすさや省エネ、安定性を訴求する展示導入しやすさや省エネ、安定性を訴求する展示

 宙に浮かぶ映像に触れるように、スイッチやタッチパネル操作ができる。そんな新しいインターフェースや、さまざまな現場の自動化を後押しする技術が、東京ビッグサイトで開催中の「IoT&5Gソリューション展」で披露されている。

 代表的な電子部品企業などが出展する中、アルプスアルパインが訴求するのは「ステルス空中インターフェース」。同社はかねて、非接触の技術を開発し、導入も進んでいるが、この技術は、映像の空中表示と空中入力操作、さらに加飾印刷技術を応用してデザイン性を持たせるという、世界で初めてのタイプ。今回の展示会で初めて披露した。工場などの現場にあるアナログメーターを遠隔で監視できるサービスなども初お目見えしている。

 オムロンも、農業や工場現場、太陽光発電、駐車場など様々な場面で、IoTを手軽に導入できるソリューションを提案している。例えば農業では、水田のイネの生育状況を見守るため、温度・湿度・照度など環境をセンシングしてモニタリング。人手の要る作業の効率化などにつなげる。

 こうしたセンサーは、例えば電柱などに付けていくことで、局地的な天候の変化をモニターするなど、スマートシティーの取り組みにも役立つという。

(7日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)