2022.04.07 テクニクスから50周年特別モデル限定発売ターンテーブルSL-1200シリーズ

7色展開するSL-1200M7L

 パナソニックは、DJ(ディスクジョッキー)文化を支えてきたテクニクスブランドのターンテーブルSL-1200シリーズの発売50周年を記念した特別モデルを世界1万2000台限定で発売する。DJプレイに適した機能と操作性を実現したSL-1200MK7(2019年発売)をベースにした特別仕様で、ブルー、レッド、ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、ベージュの7色を用意した。発売は5月27日。7日から予約を始めた。

 発売する記念モデル「SL-1200M7L」(税込み12万円)は、企画段階で直接ヒアリングしたDJからの意見を基に、ストリートカルチャーをイメージした7色で展開する。トーンアームはゴールドになり、天板には記念モデルを表すロゴとシリアルナンバーを刻印したプレートがつく。スリップマットもゴールドのロゴが入り、コントロールバイナルには本体色に合わせた記念デザインステッカーも付属する。

 「DJは自身のカラーを決めていることが多くカラーバリエーションには肯定的な意見が多数寄せられた」(同社)という。

 本体はSL-1200MK7と同等の性能でDJプレイに最適な機能を搭載。ダイレクトドライブ方式で高音質と安定した回転を実現している。発売までの予約期間中には人気カラーコンテストなどの企画も予定している。

 SL-1200シリーズは1972年に1号機を発売して以来、モデルチェンジしながら世界累計で約350万台を出荷してきた。DJの間では根強い人気のあるモデルで、現在も愛好者が多い。コロナ禍でイベントが減少する中、多くのDJが動画配信に取り組んでいる。新製品の発売で「DJ文化をさらに発展させたい」(同社)としている。

(8日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)