2022.04.26 【テレワーク特集】サンテレホンWeb会議向け製品販売強化

「Jabra PanaCast」シリーズ

「PanaCast 20」、AIで自動調整

 サンテレホンは、新しい働き方に対応した高品質なヘッドセットなどテレワーク関連の販売が好調だ。

 「コロナ禍でテレワーク市場が一気に拡大した。今後は、オフィスとテレワークのハイブリッドな働き方が定着する。当初は、比較的安価な製品を購入する傾向が強かったが、Web会議などが増加し、音のクオリティーなど高品質な製品の販売が大きく伸びている」と角野裕一ITソリューション営業部部長は話す。

 同社のヘッドセット関連の販売は、コロナ禍に伴うテレワーク需要の拡大を背景に、2020年度は前年比で倍増した。21年度以降も高水準の販売で推移している。

 「ハイブリッドな新しい働き方のニーズを捉えた商材、ソリューション提案」が成果を上げている。

 Web会議向け製品として、「Jabra PanaCast」シリーズの販売を強化している。

 「PanaCast 20」は、4K-UHD画質をほぼ遅延のないリアルタイムで共有し、人工知能(AI)が明るさや画角を自動調整するパーソナル会議カメラ。遮音性の高いヘッドセット「Evolve」シリーズとの併用で、騒音のない会議ブースを提供する。個人用ブース、テレワークなどに最適な製品。

 中規模会議室向けでは、高性能スピーカーフォン「Speak」シリーズとの併用で、三つのカメラ映像をAIで合成、180度映像を提供する高性能パノラマ4K会議用カメラ「PanaCast」、多人数ビジネス会議向け製品では、同カメラと八つのマイク、四つのスピーカーを一体化した「PanaCast 50」などをラインアップしている。

 企業向けとともに、オンライン授業の拡大に対応、軽量・頑丈・高音質な学生向けヘッドセット「Jabra Biz 1100 EDU」の販売を本格的に開始した。周囲の騒音をカットするノイズキャンセルマイク、聴覚を保護するPeakStop機能など搭載している。

 このほか、工場や工事現場など高騒音環境でも使用可能で、マイクロソフトのTeams Walkie Talkieの推奨製品となっている「BlueParrott C300-XT」をラインアップしている。