2022.05.24 牛のふんからLPガス、国体の「炬火」で活用へ古河電工が協力、実装へ一歩 NEDOの事業で実証も

会見する福田富一知事(左)と小林敬一社長

 家庭用やタクシー、産業用などで使われるLPガス。災害時のレジリエンスの観点からも必要性が指摘されている。
古河電気工業が、バイオガスから作る「グリーンLPガス」の社会実装を一歩進める。栃木県で10月にある国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に協力。同県内の牛のふん尿を原料として合成したLPガスを、式典で使う炬火(五輪の聖火に当たる)の燃料として提供することになった。こうしたガスを研究室段階ではなく、社会で実際に使用するのは初の試みという。

 また北海道での実証も準備しており、NEDOに採択された。化石燃料由来ではないLPガスでカーボンニュートラル達成の一翼を目指す。
(25日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)