2022.05.25 【次世代自動車用部品・材料特集】イリソ電子工業カメラソリューションで自動運転支援

「10143シリーズ」

 イリソ電子工業は、「その先のテクノロジーが見える」をテーマに開催される世界に向けて新技術・製品を発信する展示会「人とくるまのテクノロジー展2022」にオンライン出展する。ブース内には七つのチャンネルを設定した。

 同チャンネルでは、同社のコネクターが自動車産業を支えている様子を動画で紹介する。

 「自動運転を支えるイリソ」コーナーでは、リアビューカメラECU用の同軸コンプレッションコネクター「16126シリーズ」などのカメラソリューションを紹介する。

 同シリーズは、Z方向に1ミリメートルの有効嵌合長を有し、部品公差および組立公差の吸収が可能。X/Y方向の位置ズレもプラスマイナス0.5ミリメートル吸収。基板接地面積を5.0×5.5ミリメートルに抑え、基板小型化に貢献する。3ギガヘルツの高周波特性も実現する。

 「電動化を支えるイリソ」コーナーでは、車載アプリケーション用、中継I/Fコネクターと可動ソケットのコンセプトであるユニッタブルコネクターを紹介する。

 新製品の「13065シリーズ」は、BMS内部接続用インターフェースコネクターで、2.0ミリピッチ、050端子を採用し、小型化・低背化・高密度化を実現する。また、使用上限温度プラス125度の高温対応設計である。

 「5G/高速伝送を支えるイリソ」コーナーでは、フローティング機能と高速伝送技術を高次元で融合した「10143/10144シリーズ」をはじめ基地局用にさまざまな接続提案を行う。

 10143シリーズは、25ギガbpsの高速伝送と、これまでにない可動量(0.5ミリピッチに対し、X/Y方向ともにプラスマイナス0.8ミリメートル可動)でのフローティング機能を両立した。基板全体のサイズ抑制に貢献する。

 「ロボット適合コネクタ」は、「フローティング」「Auto I-Lock」「2点接触」で構成され、ロボット生産ニーズに広く対応。

 同社は、車載用基板対基板(ボード・ツー・ボード)コネクター、特にフローティングコネクターでは業界随一のバリエーションを誇る。