音声リモコンでタッチレス

コロナ禍の操作提案

　オーデリックは、ブルートゥースを使った無線照明制御システム「コネクテッドライティング」で、音声リモコンによるタッチレス操作を提案していく。コロナ禍で変化した社会環境に合わせた提案を重視する。

　同社は、ブルートゥースモジュールを内蔵し、コネクテッドライティング対応の照明器具と1対1でつながる音声リモコンを提案している。「コネクト」というウェイクアップワードの後に、「電気つけて」「暗くして」などの指定ワードを発することで、音声操作できる。コネクテッドライティング対応の照明器具を導入していれば、音声リモコンをコンセントに挿して設置するだけで使え、特別な工事は不要だ。

　複数台を一括制御する場合は、別売りのブルートゥースリモコンに4シーンまで登録することで、シーンに合わせた一括制御を可能にしている。

　これまでもスマートスピーカーと連携した音声操作は可能だったが、自社開発した音声リモコンで、より使い勝手と導入しやすさを高めている。

　コロナ禍に合わせた照明操作を提案する一方で、高まる防災意識に応える製品もラインアップに加えている。停電時に非常灯が自動で点灯し、避難や安全確認に必要なあかりを30分以上確保する住宅用非常灯を製品化した。ブルートゥースでLEDシーリングライトなどの照明器具とつながる停電検知装置をコンセントに挿し込み、照明器具とペアリングすることで機能が使える。

　シーリングライトはデザインや畳数のバリエーションを豊富に取りそろえ、101機種の中から選べる。ダウンライトもラインアップし、100Wと60Wの2機種を用意している。