2022.05.30 米国の「フロンティア」がトップ世界のスパコン性能ランキング
世界のスーパーコンピューター性能ランキング「TOP500」の最新版が30日に発表され、初登場の米国製システム「Flontier(フロンティア)」が首位となった。
計算速度は1.102エクサFLOPS。1秒間に110京2000兆回(京は1兆の1万倍)の演算性能で、2位の理化学研究所と富士通共同開発による「富岳」の約2.5倍を記録した。
TOP500は、スパコンの専門家の国際会議で年2回発表され今回で59回目。最近では富岳が4期連続トップとなっており、米国製システムが首位に立つのは2年半ぶり。
「フロンティア」は現在、米エネルギー省オークリッジ国立研究所で稼働中。最新の「HPE クレイ EX235a」アーキテクチャーをベースとし、米AMDの第3世代EPYCプロセッサーを搭載する。AMD搭載システムが世界1位となるのも今回が初めて。
(6月1日付電波新聞/電波デジタルで詳報します)