2020.01.03 電気炉製鋼ダストから亜鉛と鉄を同時に回収する手法開発 JSTが豊栄商会に委託

開発したベンチスケールプラント外観(A:石灰添加処理部 B:還元処理部)

 科学技術振興機構(JST)は、産学共同実用化開発事業(NexTEP)の開発課題「電気炉製鋼ダストからの高純度亜鉛と製鉄原料コプロダクションシステム」の開発結果を成功と認定した。この開発課題は、東北大学大学院工学研究科・長坂徹也教授らの研究成果を基に、14年3月-19年3月に豊栄商会へ委託し、同社開発研究室が実用化開発を進めていたもの。

 鉄鋼や自動車などの幅広い産業で発生する鉄スクラップをリサイクルするには、電気炉で再溶解して...  (つづく)