2022.06.02 ラックスマン、SACD/CDプレーヤー旗艦モデル「D-10X」の技術継承

SACD/CDプレーヤーの最新モデル「D-07X」

 ラックスマンは、SACD/CDプレーヤーの最新モデル「D-07X」を6月に発売する。フラッグシップモデル「D-10X」の高性能と豊富なファンクションを継承。MQA対応の待望の最新モデルになっている。価格は82万5000円(税込み)。

 ドライブメカには、信号の理想的な経路と高品質なアナログ回路のための容積確保を実現する、伝統のレフトサイド・メカレイアウトをベースに、メカブロックを強固なサイドシャシーにダイレクトにマウント。リジッドに外来振動を遮断する、オリジナル高剛性メカニズムを搭載、高い読み取り精度を実現している。

 D/Aコンバーターブロックには、ローム製「MUS-IC」シリーズのトップエンドDACチップBD34301EKVをデュアルモノ構成で採用。USB入力時は、最大PCM768キロヘルツ/32ビット、DSD22.4メガヘルツにまで対応する最強のDAC環境を提供。

 注目を浴びるMQAフォーマットを完全サポートするフルデコーダー機能を搭載。パソコンなどを接続したMQAファイルの再生だけでなく、タイトルが続々と増えているMQA-CDのハイレゾ再生にも対応した。

 アナログ回路には、モノラルモードで動作するDACチップの差動出力を受けるフルバランス構成のI/V変換と、LPFステージを兼ねた新開発ディスクリートバッファー回路を搭載、次段コンポーネントを強力にドライブ。上位モデル譲りの伸びやかで躍動感のある音質を実現した。

 筐体(きょうたい)は、きめ細やかに仕上げられたブラスターホワイトのフロントパネルと、ヘアラインのトップパネルが上品なコントラストを生み出す特徴的なデザイン。従来モデルより開口を広く取り、窓を前面に張り出したディスプレーを組み合わせ、立体的でダイナミックな外観を演出。

 デジタルディスクから高品位な音楽信号をピックアップするドライブメカと、あらゆるデジタル音源のハンドリングを可能とするデジタル回路、新たに開発した渾身(こんしん)のアナログ回路で構成。音楽性豊かに演奏の空気感まで再生し、感動のリスニング体験を届ける最新のデジタルメディアプレーヤーとなっている。