2022.07.29 【関西版】家電メーカー/販社 秋商戦に向けた施策パナソニックコンシューマーマーケティングLE関西社・羽根真一営業本部長
羽根 営業本部長
秋商戦 2回の催事提案
ITを活用して来場促進
4~6月の実績は計画以上に推移している。エアコン、冷蔵庫の大型商品のほか、オール電化、リフォーム商品などが堅調に推移した。
4~6月の主要商品の実績は、エアコンが金額ベース前年比105%、冷蔵庫が同102%。エアコンは4~5月で試運転点検活動を推進。6月に梅雨明けしたことも受け、買い替えにつながった。冷蔵庫は過去2年落ち着いていた反動で買い替えが進んだ。テレビや洗濯機は商品供給の問題もあり前年には届かなかった。
設備商品では、エコキュートが前年比114%、200VIHが同135%、アラウーノが同162%、キッチン・バスが同98%。エコキュート、200VIHのオール電化は10年以上経過した旧機種からの買い替えが進んだ。リフォームは8月に水回り商品の値上げが発表されているため早期成約・完工に取り組み、7月から前年を上回るペースで推移している。
4~5月には初夏個展を行った。参加店は883店で前年以上の参加。売り上げ、来場ともに前年を上回った。ここでもエアコンや冷蔵庫、オール電化が良かった。また、石川、富山では3年ぶりとなる合展も開催。6会場で実施。参加店、来場、実績ともコロナ禍前には及ばなかったものの顧客接点のきっかけになるなど一定の成果を上げた。
夏のパナソニックフェアは、6月末から7月中旬まで開催。参加店は昨年並みで1店当たりの来場は前年比102%、売り上げは同116%と大きく伸びた。エアコン、洗濯機、冷蔵庫が好調、水回りリフォームも順調だった。
秋商戦は、夏個展の勢いをそのままに8月20日から11月末までPS会統一キャンペーンを実施。テレビ、大型白モノ商品、掃除機、炊飯器、オール電化、リフォームをメインに販売を強化。点検訪問をベースに月50件の訪問を推進する。このほか、リフォーム大相撲コンテストやパレットセールなど、各種セールを交えて売りを高める。
合展を一部再開へ
コロナ禍の状況で中止していた合展は、一部再開する予定。一部個展に切り替えるエリアもあるが、コロナ禍の状況を見極めながら開催する。秋商戦では2回の催事開催を提案し、活動量確保に取り組む。また、ITを活用した来場促進策も展開。招待状などに掲載しているQRコードからフェアのイベント告知や商品紹介、キャンペーンを確認できる仕掛けも用意する。
9月には大阪と金沢でパナソニックパートナーズ商談会を開催予定。新商品に触れる機会をつくり、知識を高める。4~9月はこれらの施策を交えて、前年並みの実績を目指す。