2022.08.31 【スマート工場EXPO特集】FUJI 〈紙上参加〉FSFでSMT生産自動化へ次世代実装機NXTRを投入

次世代実装機NXTR

 FUJIは、IoT/M2Mを活用した統合生産システム「Nexim(ネクシム)」をベースに、柔軟で無駄のない生産を実現するFSF(FUJIスマートファクトリー)によるSMTの生産自動化を提案している。

 FSFの中核になる次世代実装機NXTRは、実装状態をリアルタイムに監視し、電子部品と基板へのストレスコントロールを同時に行うことで安定した高い実装品質を確保する「実装不良ゼロ」や、スマートローダーが生産スケジュールに合わせて電子部品の補給、次生産への段取り替えを完全自動化する「オペレータゼロ」、自己診断機能により予知保全が可能な「機械停止ゼロ」の「3つのゼロ」を目指して開発した。

 デジタルツイン技術により既存のSMTフロアをバーチャル空間に再現することで、リアルでは数値化が難しかった人の作業負荷などSMTフロアの課題を可視化する提案も行う。連携する新開発のクリームはんだ印刷機「NXTR PM」も市場に投入した。

 挿入自動化ソリューションのsFABシリーズ新モデル「sFAB-SH」、基板組み立てロボセル「SW-BA」などもそろえる。sFAB-SHは、発売開始より進化を続けさまざまな基板にあらゆる荷姿の部品を挿入できる「sFAB-D」のエントリーモデルとしてラインアップに追加した。

 基板組み立てロボセルSW-BAは、水平多関節(スカラ)ロボットを搭載し、基板組み立て工程を自動化する。