2022.09.02 マイクロン、アイダホ州にメモリー工場新設 約2兆円投資

新工場完成予想図

 半導体メモリー世界3位の米マイクロン・テクノロジーは1日、本社所在地であるアイダホ州ボイシに最先端のメモリー工場を建設すると発表した。今後10年で約150億ドル(約2兆1000億円)を投じる。

 米国でメモリー工場が新設されるのは20年ぶり。約2000人の直接雇用を含め、1万7000人以上の雇用創出を見込んでいる。着工、量産時期など詳細は明らかにしていない。

 米国では先月9日、半導体の国内生産と研究開発に527億ドルを投じる半導体補助金法案が成立。これを受けマイクロンは同日、今後10年で計400億ドル規模の投じ、国内生産を拡大する方針を示していた。今回の投資計画は、その具体的な取り組みの一つで、政府補助金や州による税額控除などを活用する。メモリーは今後の需要拡大が見込まれる自動車、データセンター向けに供給する計画。

 (5日付け電波新聞・電波デジタルに詳報します)